沙界怪談実記パネルとミニチュア作品展 開催について

 

沙界怪談実記パネルとミニチュア作品展

 

【幻書「沙界怪談実記」の世界】

江戸時代、安永七年(1778)に書かれた「沙界怪談実記」には、堺のさまざまな地域で起こった怪異が綴られています。現在、現物は行方不明ですが、郷土史家の出口神暁(しんぎょう)氏が自身の郷土誌「和泉志」で紹介したので、奇跡的に序文を入れて50話の文章が残っています。

作者は泉州沙界の住民「鐵方堂」という人物で、詳細は不明。幼い頃から怪しい話や恐ろしい話が大好きで、あちらこちらで怪異談を集めしたためました。怪異の起こった場所(地名)や日時、人物の職業や名前が書かれているのが特徴で、今でもその場所を訪ねることができます。

当時堺で暮らしていた人々の息遣いが聞こえてきそうなこの物語を、江戸時代の町家「山口家住宅」で感じていただきたいです。

 

期間

【沙界怪談実記パネル展示】

前期:令和6年11月23日(土)-12月6日(金)

後期:令和6年12月7日(土)-12月23日(月)

沙界怪談実記の序文から29話までを前期・後期の2期に分けてパネル展示。江戸時代の堺の怪異が堪能できます。

 

【沙界怪談実記ミニチュア作品展示】

令和6年11月23日(土)-12月23日(月)

ミニチュア造形作家:長谷川 敦子

山口家住宅周辺の話をミニチュア作品で表現。

 

場所

山口家住宅(堺市堺区錦之町東1丁2−31)

 

開館時間

午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

 

入館料

200円(団体割引・共通券あり)

※中学⽣以下の方、堺市の区域内に住所を有する65歳以上の⽅、障害のある⽅とその介助の方は無料

※本企画展は山口家住宅入館料でご観覧いただけます。

 

関連イベント

『沙界妖怪まち歩き』

令和6年11月30日(土)14:00~(2時間程度)

山口家住宅周辺の怪異の起きた場所をめぐります。

案内人:陸奥 賢 参加費:500円 定員:30人

※事前お申込みをお願いいたします。

※当日は山口家住宅前に集合をお願いいたします。

※山口家住宅入館料は別途となります。

 

申込・問い合わせ先

山口家住宅(堺市立町家歴史館指定管理者㈱パソナジョイナス)

TEL・FAX:072-224-1155

メール:info@sakai-machiyamuseums.com

 

主催:堺市立町家歴史館指定管理者㈱パソナジョイナス

協力:濱田さち・沙界妖怪芸術祭運営局